【式 典】
〔開 場〕
〔演 奏〕
Toshi 小島 氏 ディジュリドゥ演奏
シンガーソングライターのToshi小島氏より、オーストラリア大陸の先住民アボリジニの楽器、ディジュリドゥによる演奏
〔開 会〕 司会 NPO法人 日本ニーム協会 理事 根本 堅冶 氏
〔開会の辞〕 NPO法人 日本ニーム協会 理事 服部 香里 氏
〔ゲスト紹介〕 稲葉会長
マラウィ共和国 駐日副大使 ジョセフ チクウェンバ 氏
私は名前を、ジョセフチクウェンバと申します。駐日マラウィ共和国大使館の副大使をしております。マラウィは、アフリカの温かい心と言われており、人々が人懐っこく、情のあふれる人柄をしている国です。1964年イギリス領から独立をし、マラウィ共和国になりました。日本とマラウィの二国間関係ですが、世界中どこの国よりも、日本からの恩恵を受けており、ありがたく思っています。マラウィは西洋医学にアクセスできず、70%以上の人が伝統的医学に頼っています。一番ポピュラーなのがニームです。昨今のコロナ渦なかで、マラウィではニームの興味、需要が高まっています。マラウィの人々はみな明るく平和の国です。
トーゴ共和国 広報官 ジュルス カンコエ アデュアヨム 氏
ニーム協会と出会ったのが、ちょうど3年前、それから3年間の間、トーゴの社会問題を知ってもらい、去年26トンの衣料をコロナ化の中で寄贈いただきました。また、今年、医療用のオートバイを10台を贈っていただいてます。 今日は、トーゴの隣のガーナに、日本の方が長年住んでおられたということを聞いていますので、ガーナについて教えていただきたいと思います。日本に来てニームの効果を知りました。サハラ砂漠の南にニームの樹はありますが、ニームの効果は稲葉会長聞き、初めて知りました。ニーム樹、成分を使ったら、みなさまもマスクなしで生活ができるようになるかと思います。
松本 伸一 氏 70才から農業法人取得 ピーナッツ栽培
60歳からの10年間は大地の中で黙々と農業をやっていました。農業に入ったきっかけは、女房がガンになったことです。本を読んでいるなかで、2人に1人が癌になるという現状、農薬が原因の一つです。自分が食べるものを自分で作るんだと、農薬を使わない農業を、それから黙々と10年やってきました。自分がやってきた経験、小さな会社の経営でしたが、それを農業に恩返しできないかなと行動してきました。今の農業の中で最も重要なのは「育てる」です。この70年間、人を育てるということで、母親が子供を育てるように、自己犠牲をしながら育てていてそれを喜びと感じる文化が日本にありましたが、70年前から時代がだんだん変わっていっています。 事業と生業は違うと思っていますが、今の時代はすべて事業です。生業は人柄とか人格、その中で黙々とやることです。今の時代は焦ってしまったのでないかと思います。事業も素晴らしいが、大切な生業として、人としてどうかを、今、私は農業の中で実現しています。
谷山 成昭 氏 株式会社サンスイホールディングス社長 オリーブと農業用水の普及活動
弊社は10万本トルコからオリーブを買い付けてから5年になります。オリーブをやるにあたって、虫や病気の問題があり、ニーム協会でニームを紹介したもらい、取り入れることになりました。東京生まれですが、九州の台風がすごく、一番最初に稲葉会長から電話があり「大丈夫か」という連絡が入りました(大丈夫ではなかったのですが)。私も稲葉会長に習い死ぬ日を決めています。というのは、ゴールを決めているかどうかが人生の鍵になると思ったからです。 絆オリーブプロジェクトは、トルコと日本をつなぐ友好事業になっています。1890年に、エルトゥールル号が和歌山県沖で難破して多くの人が亡くなりました。69人のトルコ人を日本の貧しい方々が助けたことが、トルコの教科書に載っています。ちなみに、絆という言葉は、トルコ人の仲間から使うようお願いされました。トルコから10万本買付をし、日本で40箇所で、北は北海道、南は沖縄で展開しています。オリーブプロジェクトは、日本の農業の底上げするきっかけとなります。オリーブ農園は、観光農園として人を集めて、ビジネスモデルを作りやすいです。このモデルに興味がある方は、お話だけでも聞いて欲しいです。
中村 陽子 氏 NPO法人 めだかの学校代表 安心と安全農業提言続ける
21年前に、めだかの学校というNPO法人を作りました。危機だなと思ったのが、日本人が米を食べなくなり、田んぼの生き物がほとんど絶滅している状況で、田んぼを変えないと日本の自然がなくなってしまうことです。めだかを保護する会ではなく、有機農法の本当のあり方を探究している会です。生き物調査部隊と一緒にやっています。絶滅危惧種は、めだかでもトキでもはなく、農家だと思います。今、狙っているのが有機給食です。給食を有機農家を増やそうかと思っています。 太陽光パネルは絶対エコでないです。地面の温度が変わり、環境を守れなく、絶滅状態になります。日本の食は安全ではないです。 日本だけ世界で一番グリホサートの除草剤を買わされています。 2018年4月種子法が廃止され、日本の種を国が守ることを廃止されました。実際、種の値段が上がっています。その翌年に種苗法が改正され、種を取るのに許諾料が必要となりました。種取りを禁止するというのは、農家をどう思っているのでしょうか。反対しましたが、国が動かないことがわかりました。 千葉県いすみ市は100%有機給食、千葉県木更津市、武蔵野市、世田谷区、青梅市で有機給食が進んでいます。オーガニック給食にできるように変えていこうと計画しています。協力できる方がいらっしゃれば、すぐにでも行きますので、お声をかけていただければと思います。
和田 洽史 氏 ガーナ在住10年 ガーナでニーム植林 炭焼き
ガーナに10年います。ガーナと関係ができたのは20数年前です。人伝いで、ニームは体にいいと知りました。イギリスはインドを征服してきましたので、マラリア、黄熱病に対応するために、インドから持ち込んだニームの樹を植林し、彼らの病院や宿舎の近くに、ニームが育っています。私のいるマンクランソは南のニームと北のニームの樹が合わさっているところです。 ニームの樹で炭を焼けば木炭、および木搾液からマラリアの特効薬ができると、炭を焼けばなんとかなるかもしれないと思いました。食べ物にはなりませんが、ニームの木炭を作り、木酢液を作って売る、こういうことをしないと、持続的モデルができません。
【会長挨拶】
本日はマラウイ共和国のジョセフ チクウェンバ副大使、トーゴ共和国の広報官 ジュルス氏を招待しました。両国との関係をさらに深めて参ります。私も幼少の頃は敗戦直後で貧しい生活を強いられました。今アフリカに移動病院とニームの植林をして参ります。2006年の有機農業推進議員連盟(262名)で講演し、法案をつくる協力をしました。そして法案ができました。超党派の議員の努力の結果です。 会長補佐の水野さんが参院選挙でがんばっています。 本日は外国や北海道、九州からもご参加いただき満員になりました。時代が安心で安全なものへと移ってきました。やっとニームの時代がきたことを喜び、皆様とともに歩んで参ります。
【閉会の辞】