こんな一日


6月30日午前2時南伊豆町に着く。
車中で食事をして車の中で1時間半仮眠をし、5時に目的地“竹炭ひろば”に到着。
早朝5時なのに、ここの主人山本さんは起きて迎えてくれた。


今回は、昨年東日本震災の被災地にニームの消毒に行って頂いた杉氏、茂木氏と私の三人で訪問。
目的は、“伊豆ニームの会”猿、猪、鹿によって喰われてしまったニームをもう一度植えるか、他の場所を見つけ植えるかを調べることと、今が旬の淡竹の竹の子を食べること、
そして竹を煮出してバンブリアンを作ること等・・・・。


朝早くから山本氏と息子、私共と5人でみかん採り、ハッサク、甘夏、ニューサマー、黄金柑、ジューンブライドは世界でここしかないめずらしい蜜柑だ。
久しぶりに木に登る。猿になったようだ。私が登ると木がかわいそう。
みかんを手で採る。ハサミを使わないのだ。
次は竹の子を採りに行く。7万坪の土地に何種類もの竹が植わっている。竹水をとる竹、バンブリアンを作る竹、竹大工の竹。
淡竹の竹の子をとる。これは絶品なのだ。
一段落して竹対応をする。次は梅の実を採りに行く。
梅の木に登る。まるで猿。


午後2時頃、山本氏の元に、日大の福井教授から電話が入る。南米の日本移民者の研究をしている。山本氏が私を紹介し電話を代わる。私もニームを元に、ブラジル、パラグアイ、コロンビア、ニカラグアホンジュラスキューバ等、多数の仲間がいると言うと、今沼津にいるが、夜7時にお会いできないかと言われ、下田駅でお会いすることにする。
6時すぎ山本氏と弓ヶ浜の宿から下田に向う。

途中、眼の前の車が今弓ヶ浜でペンションをやっている森本氏の車だという。
以前、彼が東京でサラリーマンをやっていた時訪ねてきて、山本氏を紹介した。
縁がある。こんな縁の有る人の車が眼の前を走っている。
彼の車が止まったので、降りてしばし昔話をした。偶然の出合いであった。
7時下田駅で福井先生と仲間、山本氏、私の4人で食事をしながら、南米の話に夢中。教授は“南米日系人と多文化共生”という本を出版していた。
ランドダッシュの問題、植林の問題、移民の問題、友人、知人等、私の持っている情報を全てはなしました。
そして、協力できることはしますと一言。
9時ごろ下田を後にして宿に戻る。


ここから友人三人で酒盛り。今日飲む酒はうまい!
今日は外も内も熱い熱い長い長い伊豆の一日でした。