NPO法人日本ニーム協会 令和6年 セミナー 令和6年3月13日

NPO法人日本ニーム協会 令和6年 セミナー 令和6年3月13日

【式 典】
〔開 場〕〔演 奏〕Toshi小島 氏/入方 宏子 氏

〔開 会〕司会 NPO法人 日本ニーム協会 理事 根本 堅冶 氏
〔開会の辞〕NPO法人 日本ニーム協会 理事 中川 貴博 氏
〔ゲスト紹介〕稲葉会長 

トーゴ共和国大使 ムヴィ ドジヴィ エヴァ ケケリ 氏
 この会に招待されたのが2回目です。毎回新しい方に出会います。トーゴ大使館を支えて頂き感謝します。
 稲葉会長とは、2019年に赤坂で出会い、2022年にトーゴに衣料26トン、32,000枚と移動病院用オートバイを送っていただきました。また、去年、自分の足でトーゴにいって頂きました。
 トーゴで、福祉大臣と話をし、ニームの木を植えていく約束をしました。母国がニームを植え、雇用が生まれる、大きなプロジェクトです。ニーム協会とトーゴ共和国とで良い関係が続きますように、願っています。


■松本 伸一 氏 農業の新指導者
 29歳で結婚し、会社を起こして、これからのときに女房が48歳の時、突然のガンの宣告されました。会社を社員に任せて介護に専念しました。
 がんを研究し、こんなもの食べていたらガンになると思いました。農薬を大量に使っています。女房と死別したあと、会社を若い従業員に預け、農業を始めました。苦労しましが、65歳で農業のライセンスをとりました。
 農業(業)は、農家に向いていないと思い、農をやることにしました。日曜日だけ畑に来る、共同体で、わいわいと農を楽しむ。月に何人か入ってきています。楽しみたいという方がいらしたら歓迎します。
 いま中国が台湾有事で海峡を封鎖したら日本には食糧が入ってこなくなります。食料は自分の力で作れるように意識を高めたいです。

■三坂 光輝 氏 ガーナに1年7ヶ月、ケニアに3ヶ月滞在
 今から3年前、22歳の時のアフリカでチョコレート工場を作っている女性をツテにガーナに渡りましたが、マラリア、コロナにかかり、日本人がいなく、水道・電気がないところで寝込みました。アフリカの恐ろしさを知りました。
 アフリカをもっと知りたくなりガーナで就活活動をしました。西アフリカで最大規模のスラム街で、環境を変える活動しているアーティストと出会い、ガーナを拠点に、農業、事業を興しています。
 また、人力車で有名な方と一緒に、日本中で走っている人力車を、オーストラリア、アジア、アメリカで走っているのですが、今度はアフリカ縦断のため、ケニアから半年かけてチャレンジします。
 アフリカは過酷ですが、通関などの問題をクリアしながら進めています。人力車はタクシーに代わる乗り物で、街を走りながら、アフリカのリアル、人間性に富んでいるところなど、伝えていければと思っています。

【会長挨拶】NPO法人日本ニーム協会 会長 稲葉眞澄

■白川 由紀 氏 女性探検家、南極から北極まで、今実業家
 20代のとき、葬式を祝う場所があるとのことで、インドネシアの島に行き、水牛を切って内蔵を振る舞い酒を飲むという光景に、ニュースの世界と全然違うことを感じました。
 学生の時に国際協力にしたいと、1年留学したあと、ヨーロッパからヒマラヤに行ったり、ユーラシア大陸を3往復したり、道中のネタを売って食べていました。アフリカは自然が圧倒的に強いと感じました。たとえば、象が通る道があったので、村が引っ越しました。普通は逆です。
 日本の空き家問題があり、空き家も良いところがあります。今まで、肉体労働には無縁でしたが、一個目の家を飲食店に改装しました。ジンバブエで手に入れたもの、象のジャンキーとブータンどぶろくとかを集め、飲食店にしました。
 現在は、古民家を再生する活動をしています。昔の日本やアジア圏から感じたことを日本で展開し、海外に広めたいです。好評で、30人くらいの限界集落が、経済的に回っています。

■萩原 孝一 氏 前国際連合工業開発機関(UNIDO)開発官、アフリカ協会
 今の二人みたいに、純粋動機で活動しているのを聞いて、国際連合職員として27年間よけいなお世話をしていたと、つくづく思います。12年前に国際連合を定年退職し、これからは、やり残したことを純粋動機に基づいて人生を生きていきたいと思います。
 今は、アフリカ協会で下働きをしてアフリカと縁があります。線上でニーム協会会長と23年前に知り合い、今日のトーゴの大使につながり、ものすごくうれしいです。 さて、日本人が世界地図を目の前にしてアフリカを指せない人が、40%くらいいるそうです。
 アフリカといってもひとくくりにはできません。アフリカには越えなければいけない問題がありますが、知れば知るほど多様性に驚かされます。アフリカには人生の達人がたくさんいます。アフリカから学ばないといけません。

■石井 苗子 氏 参議院議員
 今、参議院予算委員会中ですが、議論が予算だけになってしまうのはまずいので、政治倫理審査会を別途開催しています。
 先ほど、北朝鮮の話が出ました。蓮池様は、実は、恵さんに会っているそうです。なのに、北朝鮮は骨を送ってきました。あまりにも嘘が多いです。能登半島地震があり、金正恩からメッセージを送ってきました。今、大きな転換期で、横田さん、死んだといわれた人が生きているのであれば、返して欲しいです。拉致問題は、重大な課題だと思います。
 政府は、北朝鮮、中国、南北問題、など解決すべき問題があります。昔TPPがありましたが、アメリカが抜けてしまいました。台湾がTPPに加盟を望んでいますが、台湾は中国から独立する意図か、半導体の工場を日本の九州に持ってきています。
 私たちの生活を日本で、防衛、食料、高齢化社会など様々な問題を、日本がどうすすめていくか、意識を高めていくか、市民感覚も変えていく必要があります。


【総括/質問】        
【閉会の辞】
NPO法人日本ニーム協会 菅原 洋一 会長補佐