「NPO法人日本ニーム協会 令和6年 報告会」令和6年11月12日
【演 奏】 Toshi 小島 氏/入方 宏子 氏
【ゲスト挨拶】
ジュルス氏 マキ ヤスミン氏
ジュルス氏:トーゴ共和国大使館 広報担当
日本では、アフリカの印象は、戦争、抗争、貧困だが、アフリカは貧しいわけではない。先進国の一部の国がわざと貧困に見せかけて、未だに発展させない。
たとえば、ニジェール共和国は、天然資源のウランの埋蔵量が世界で6番目ですが、ウランを自国のために使えません。電気もない。教育が受けられない。若者たちが貧困の環境の中では生きていけない。1年間で何百人かが命を落としている状態が続いています。
そして、ヨーロッパの大統領は、言うことを聞かない国があれば、簡単に暗殺してしまう。
稲葉会長の、樹を植えて、その樹で地球温暖化を防止するとともに、雇用を作り、教育につながり、平和につながる、という活動をご支援します。
マキ ヤスミン氏:スーダンの学生
スーダンの内戦について、スーダンは軍事政権で、軍のリーダーであるアル=バシールが、スーダンの政権を支配し、軍とは別にジャンジャウィードをいうアラブ系遊牧民の集めて民兵組織を作り、また、即応支援部隊(RSF)が徐々に大きな影響をもっています。2003年に民間人を虐殺、2019年に民主化デモの時に、軍は容赦なく民衆を殺しました。
2019年バシール大統領はクーデターにより失脚しましたが、内戦が続き、未だに民主化ができていません。
戦争を経験した私の親せきに聞くと、いとこは、衝撃は攻撃の音。家を壊す。RSF、スーダン軍の攻撃の音が印象に残っている。おばは、家の扉が壊されて家のすべてのものが盗まれた。いつ、RSFが入ってくるかわからない。RSFは人を追い出して家の家具を盗む。
人間としてありえないような戦争犯罪。国々が自分の国利益のために戦争を続けているので終わりません。
【 講 師 】
尾藤 朋美氏 SUI氏 木村 毬乃氏 萩原 孝一氏
尾藤 朋美氏:プロマラソンランナー
みなさま、こんにちは、尾藤イサオさんの尾藤です
サハラ砂漠を走って世界2位、1週間、食糧と寝袋を背負って走ります。走り始めて6年目ですが、距離を長くして、1週間分のオプションをつければ、世界でいけるかもと、思い走りました。
1週間分の食料は、1週間12,000Kcal、今年の2月に走り、8月にルーマニア、9月ボリビア、ニームのブドウ糖を取りましたので、熱中症になりませんでした。そして、ボリビアの大会で優勝しました。
サハラ砂漠マラソンで日本人初挑戦ということで世に出ました。来年の1月に7大陸マラソンがあります。南極、ケープタウン、オーストラリア、スペイン、ブラジル、日本人として初めて参加します。エントリー費740万円くらい。人生をかけて挑戦したく、もちろん優勝したい、世界記録を塗り替えてやろう、挑戦したいと思っています。
SUI氏:シンガーソングランナー
YouTubeで、歌とランニングを提供しています。たまたま始めたダイエットで、マラソン大会に誘われて、震えながらエントリーしました。人間って不思議で、1kmで止まると、友達が手伝ってくれて、1km達成、4㎞達成、10㎞達成。成功体験すると人生変わっていきました。
音楽とYouTubeで16万人が見てくれます。生き方上手な人はたくさんいますが、くよくよしながら行くタイプです。「ズルいランニング」という本を出したり、1月25日、トークライブします。音楽が苦手な人がいるかもしれませんが、一曲歌います(^^)
木村 毬乃氏:フェンシング選手
稲葉さんとの出会いは、先日の六交会で、鬼滅の刃のアニメの挿入歌の中川真美さんの講演で、お話も歌も素晴らしいと褒めていたのが稲葉さんでした。
両親がフェンシングをしており、自分がフェンシングで夢を叶えたい思い、高校からフェンシングをやり始めたら、高3で代表に入れました。13年代表にいましたが、オリンピックに行っていません。みんなの頑張り、男気を見てきました。自分探しの旅、自信を持つことができない。
だけど、フェンシングは対人競技ですが、自分との闘いで、1%の可能性があるならとやり続けた。自信がついてきました。今までは自分が嫌いだった。自分で生きることをやめてしまいたかったこともあります。今は自分を愛することができる。自分を大事にする。オリンピックには出られなく、自分自身には価値がないと思っていたのですが、ある日、最近、自分の13年はかけがえのないものだと、人生を謳歌しています。この世に生まれてよかったと思えています。
萩原 孝一氏:前国際連合工業開発機関(UNIDO)開発官
この会に参加させていただいてから15年、今日ほど居場所がないと感じたことはありません。私は、SDG'Sのど真ん中にいた国際連合の職員として、SDG'Sはどうあるべきか? どうすれば国境を越えられるかを考えてきました。
アートは国境を越えられる。今日びっくりしました。カサブランカ、すごくいやされました。男はこうあるべきだ、愛する人のために自己犠牲を厭わない。
65歳以上を老人と呼ぶこの国は失礼な国、日本。65歳以上は気絶状態で余生を生きています。このままだと沈没します。日本人の男子の老人の元気のなさを嘆きます。
アフリカについて、日本も、アフリカ支援が選挙のための投票につながりません。そして、アフリカ支援の政治家が壊滅的にいなくなりました。この国の在り方を正していかないといけません。
【ゲスト演奏】 松尾 沙樹 氏・バイオリン奏者
【会長挨拶】
稲葉会長は年次に協会は何をしてきたかを話しました。
2001年:国連「残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約」にて安全農薬として認証
2002年:インドニーム財団へ加盟
2004年:インド・ブッダガヤへ第一回学校建設、ニーム植林(10年プロジェクト)
2006年:厚生労働省、ポジティブシステムにて、ニームオイルとアザディラクチンの二種を安全食品と認める2006年:「有機農業推進議員連盟」総会にて会長によるニーム講演(参議院議員会館にて)
2007年:国連大学にて国際連合工業開発機構(UNIDO)と共催にてニームセミナーを行う
2011年:東日本大震災 ハエの駆除 消毒に2泊3日で行く。水4万本配布、贈呈する
2013年:「セネガル ニーム協会」と提携する ◆ パラグアイでフランコ大統領がニーム植林
2016年:ミャンマー訪問、 ニーム関係者と会う ◆ 「世界創造大学戦略フォーラム」で会長講演
2017年:首相公邸訪問、 ニーム苗をプレゼント
2020年:新コロナウィルスで「緊急事態宣言」、休み続く ◆ アフリカでサバクトビバッタ大発生
ニーム協会はさらなる発展と挑戦を続けて参ります。
皆様方一人一人の協力をお願いします。
いつもお力添えをありがとうございます。25年にむかって頑張って参ります。