「NPO法人日本ニーム協会 令和6年 勉強会」令和6年6月20日

NPO法人日本ニーム協会 令和6年 勉強会」令和6年6月20日

【式 典】/〔開 場〕/〔演 奏〕 Toshi小島 氏/入方 宏子 氏

〔開 会〕司会 NPO法人 日本ニーム協会 理事 根本 堅冶 氏
〔開会の辞〕  NPO法人 日本ニーム協会 理事 中川 貴博 氏
〔ゲスト紹介〕 稲葉会長 

     下里 夢美 氏         ジュリス 氏             三坂 光輝 氏 


【ゲスト挨拶】
トーゴ共和国大使館 広報担当 ジュリス 氏
 トーゴ共和国大使館の広報担当のジュリスと申します。
 人道支援と自然・環境、に非常にいい影響を与えて、日本だけでなく世界中で伝承すべきです。今必要なのは、ニームの樹木を植えることだと思います。
 トーゴはアフリカのガーナの隣の国です。一億本の木を植える計画です。まだ、種類は決まっていませんが、ニームの樹木を植える方向です。教育、産業すべてに役立ちます。私も、少しずつニームの木を植えていこうと思います。

下里 夢美 氏  NPO Alazi Dream Project、シエラレオネ教育支援NGO
 NPOアラジドリームプロジェクト代表の下里です。
 西アフリカのシエラレオネ共和国は、知識不足、宗教上の問題で、10代でシングルマーザーになってしまう女の子が三人に一人おり、自力で社会復帰できず夢をあきらめないといけない、その子たちを学校に戻れるようにする活動をしています。
 私の幼少期は母子家庭で極貧でしたが、母の再婚で恵まれた生活も経験しました。高校二年生くらいのときに、テレビでシエラレオネのことを知り、今の自分につながっています。
 今は、子どもたちへの奨学金給付支援・農村部小学校定額給付支援を作り、10代のシングルマザー復学支援・男子中高生への性教育プログラムなどに従事しています。また、シエラレオネの貧困に関する諸問題の啓発活動を行っています。

三坂 光輝 氏  ガーナのチョコレート工場、人力車で世界制覇を目標としている人をサポート
 ガーナ共和国の支援活動を、日本でサポートしています。
 まず、西アフリカの同級生の女の子で、ガーナでチョコレート工場を作ったのをサポートし、そしてガーナで活動を続けたいと思いました。
 次に、長坂真護に出会いました。世界の電子ゴミが集まっている東京ドーム32個分の広さのアグボグブロシーで、現地の人は、銅を抜いて生活をしていており、環境汚染、人体汚染、で30代、40代で亡くなります。彼は、現地の環境を変えようと、最初、資金がなかったのですが、彼自身がアーチストでありガーナの電子ゴミで美術作品を作り販売したところ、売り上げをあげました。そして、リサイクル事業などを立ち上げ、ガーナを支援しています。
 僕自身は、来年の4月にガーナに行って、スラム街から抜け出すにはサッカー選手がいいと思い、夢として、スラム街からプロを作り、仕組みを作りたいと思っています。

【会長挨拶】
NPO法人日本ニーム協会 会長 稲葉眞澄

 

今日は、アフリカ各国でがんばっている若人を選びました。
 皆様は、今の日本の若人とは大変違います。まず、勇気があり、行動力があり、自らの力で切り開こうとしています。事業で大事なのが、忍耐と実践・感謝の心だと思います。
 この若人たちの話を聞くとわくわくします。日本を良き方向に導いてくれる。そして、世界平和へと向う行動に幸あれと祈る。そして一緒に頑張ろう!!こんな思いで話を聞きました。

【 講 師 】

萩原 孝一 氏           永井 拓海 氏    尾藤 朋美 氏
尾藤 朋美 氏 テレビ朝日「激レアさんを連れてきた」、プロマラソンランナー
 みなさま、こんにちは、尾藤 朋美です。世界一を目指すウルトラランナーです。2021年に、1週間分の食料や寝袋を背負って、サハラ砂漠を250㎞走って世界2位になりました。
 それまでは、大学卒業して保育園の先生をやっており、健康に目覚め、パーソナルトレーナーになりました。そして、藤森慎吾が初めてのマラソンで4時間半を切ったニュースを聞いて、ブランディングできると、初マラソンで3時間半でしたが、話題にもなりませんでした。
 そこで、サハラ砂漠で優勝すると公言し、初めての100㎞で六位、次に118㎞優勝したとき、サポートしていただいた方に認められました。そして、2021年にサハラ砂漠で準優勝しました。
 私は、レースの道中、物乞いをするお子さんに出会ったりしました。帰国して、1,000人規模のマラソン大会を主催し、アフリカを支援していきたいと思います。

永井 拓海 氏 アフリカ雑貨MACHAKOS代表、ボランティアをケニアへ派遣、各種イベント出店
 アフリカ雑貨MACHAKOS代表 永井拓海です。
 妹の永井はるかは、ケニア障碍者の経済活動におかしいと思い、障碍者グループで雑貨を作っていただき、いいものを買い取る、活動をしています。
 具体的に、町中のオフィスで、電動ミシンを使い、首都から先生を招き生徒に職業訓練をしました。ただ、毎月の賃料を払うのがこの活動ではネックになったため、我々で学校で作ろうと思い、コロナもあり、クラウドファンティングで、ケニアの土地を買うことができ、去年の9月に学校が設立しました。
 26名の生徒が4つのカリキュラムで、生徒からの授業料から先生を雇っている。その学校で教育を行い、卒業した人がいかに社会でしっかりとしたビジネスをやっていけることに、焦点を当てています。

萩原 孝一 氏 前国際連合工業開発機関(UNIDO)開発官、アフリカ協会
 今日は、若者たちのエネルギーを感じている。私は、1970年二十歳にころ、父と大喧嘩をし、家を出ました。岐阜である切っ掛けで空しくなり、帰ってもいいかなと母に電話した。岐阜から10日間歩いた。靴下と豆が一体化した。両親はプチ家出をした私を黙って迎えてくれた。足の痛みが私を救ってくれた。
 私の肩書は在日宇宙人。国連でのアフリカ体験が自分を作っています。今、この場はオールアフリカですが、日本人に世界地図を見せて、アフリカを示せる人が半分です。国際連合の時は、職員の枠組みがあり、なかなか、枠を超えることができず。宿題を残しました。私は、アフリカ協会員として、生まれる二人に一人がアフリカである今。これから25年後、浮き沈みがアフリカにかかっていると思っています。
 職員を卒業し、ニーム協会と出会い、本当の支援、対等な支援、私の願いはニームを実業という形に発展できればです。私ができることをしたいです。

 

水野もとこ 参議院議員
 教育活動、途上国と先進国との格差の問題。グローバルな視点、宇宙からの視点で見たいです。国境を守るだけではないです。オランダに留学してしましたが、国と国が争うなら戦争ではなく、裁判で行うのがいい。どちらの国がいいか悪いかではないです。日本は戦争はダメだという哲学があります。
 来年、神奈川で選挙があります、総理にリーダたるもの、今回の問題を解明する必要があります。変えていきましょうということで、ご支援、お願いいたします。

総括/質問
【閉会の辞】
NPO法人日本ニーム協会 小島 敏弘 理事