色々な国で大切に育つ大きなニームの木を見てきました。
多くの国は、ニームの木を街路樹として、
また、大きく手を広げるように茂るニームの木の下に
ベンチが置かれ、夕涼みをする姿も見ました。
ミャンマーでは自然に種が落ちて森になった場所。
またきちんと一列に並ぶ大きく育ったニーム並木。
また椰子、果樹などとともに混栽され育つニーム。
インドでは100年は経つかと思われる20mはある立派な大木。
菩提樹と並んで立つニーム。その周りにはお供え物とお線香。
その木に手を合わせる人々。やはりニームは神聖な木そのもの。
〈ニームを増やす方法〉
●種から育てる。
基本的には、その国から種を持ち出すことは禁じられています。
種から育てた場合、根は土中深くまっすぐ伸び、
水分や養分を十分吸うことができます。干ばつの厳しい土地や
砂漠化した地でもニームの特性、強さから緑化に役立っています。
●挿し木で育てる。
育ったニームの枝の一部から、挿し木として育てることもできます。
挿し木の場合は、根が種のように下へ伸びるよりも、
横へ広がる傾向が見られます。
長く乾季をむかえるような国々では、真根がないと乾燥に耐える力が
弱いとも言えます。また風の強い所での育成も真根でないと倒れやすい
とも言えます。