タンザニアでニームを使って15年  

9月11日、アフリカ タンザニアで1992年から15年、現地の人々に
稲作普及と皮膚治療に頑張ってきた寺尾氏の訪問を受けました。


ニームスワヒリ語で「ムアロバイニ」英語で「ニーム」です。


タンザニアの人々には皮膚病が多かったと話してくださいました。
寺尾氏は、稲の雑菌による病気にムアロバイニが大変効果があることから
同じようにお風呂に入ったり手を洗ったりという習慣のないタンザイニア
において、このムアロバイニの抽出液の殺菌効果が役立つのではと考え、
試した話しをしてくださいました。

普通の皮膚病であれば、このムアロバイニの抽出液を擦り込めば
一週間ほどで治ってしまうケースが多かったと。


作り方はムアロバイニの葉と同量の塩を混ぜ、木の棒で潰します。
タンザニアニーム、ムアロバイニは四十という意味があり、
四十の薬効があるという意味だそうです。


タンザイニアで最も恐れられているイエロモットウィルスと呼ばれている
稲の病気も、この液を二回かけるだけで治すことが出来るそうです。


アフリカでは綺麗な水が少ないため、インキンタムシや水虫等の皮膚病が
大変に多いそうです。その人達が稲のためのムアロバイニの液を作っているうちに
その液に触れたことから皮膚病までもが治ってしまったそうです。
このことが現地で評判となり、寺尾氏は日曜日と月曜日は皮膚病のドクター
としてひどい皮膚病を治してきたそうです。


私がアフリカの大使六名の方々とお会いした際も、ニームマラリアを治して
いることを教えてくださいました。
ニームの葉を煮出し、その煮出した液のお風呂に48時間から72時間浸かり
同時にニームのお茶を飲むことで治してきたと話してくださいました。

現実に寺尾氏が治療してきたことを聞かせて頂き、納得出来ました。

今、日本でもボケや癌、糖尿病の治療、予防にニームが使われている事も
あり、大いなる可能性に期待するものです。