桜の花とニームの花  

今年も桜の花と共に春がきた。
靖国神社の桜が東京の開花宣言をするという。
その靖国神社に毎年お参りと花見に行く。
今年も平和にて、花見ができた。 英霊へ報告する。


隣の千鳥ヶ淵の桜を見に廻る。
人・人・人・・・・・桜の満開と共に人が集まる。


一方、我が家の近くでも桜の花が見事に咲く。
恩田川沿いの樹齢50年の桜が、まるで枝垂れ桜のごとくに
何キロも見事に続く。 新しき桜の名勝になっている。


満開の次は、桜の花が風に吹かれて花吹雪・・・・・
道は雪の道のごとく、桜の花びらが道を白くうめる。
川は一面の花びらでもう一つの桜花の川をつくる。
見事、散る花の素晴らしさよ。
日本人に生まれて良かった、と日本中が桜を見、日本人を自覚する。


昨年の4月、ミャンマーニームの視察に行った。
ヤンゴンからマンダレーまで飛行機で飛び、マンダレーから車で
ニームを見ながらヤンゴンまで下ってくる。

4月のミャンマーニームの白い花が咲き誇る。
ちょうど日本中が桜の花でうまるように、
4月のミャンマーニームの花でうまる。 白い花が木一面に咲き誇る。
かすかにジャスミンに似た香りを漂わす。
車で三日間、ニーム並木を走る。


道々メロンを売る出店が・・・そんなに車は通らない。
止めてまずは試食を・・・なんて親切なんだろう。  美味しい!!!
日本では一個2000円はしそうだ。 何と4個で1ドル(約100円)
1個25円・・・考えられない。  申し訳ない気持ちだ。



出店の前の道にもニームの木が続き、ニームの白い花が咲き乱れる。
さすがに花見をする人はいない。 日本独特か・・・
花は場所は違えど毎年必ず花を咲かす。


花は人に安らぎを与え、希望を与え、そして散る・・・無常を教える。

人類の平和を祈り、日本で桜の花が、ミャンマーニームの花が咲く。