母のニーム葬 愛犬ペットのニーム葬

思えば今から18年前、わが最愛の母が94歳にて亡くなりました。その時行った葬儀がニーム葬でした。

 

ニーム葬とは、仏教の開祖 釈迦尊が行った葬儀です。

五木寛之氏の仏教之の道 上・下巻にニーム葬が載っています。

釈迦尊が亡くなった時、天上天下が真っ暗になり落雷が響き渡り、その一瞬の間にセンダン(ニーム)の香りが天上天下に香り放ったとあります。

ニームの花はジャスミンに似て、ほんのりと甘い香りがします。インドやミャンマーの花の咲く頃に行くと

1ヶ月~2ヶ月の間、ニームの花の香りにあいます。

 

この花を乾燥させ、インドから持って来て母の棺にニームの花と乾燥させたニームの葉を入れました。

正に釈迦尊の行った葬儀です。

 

令和元年12月3日、8時16分 ダックスフンドの愛犬 ヤスオ君が亡くなりました。

昨年までは元気な愛犬でしたが、今年から炎症を度々起こし医者通いが続きました。

よくならないので獣医を替え、レントゲンを撮ったところ、すぐに手術だと言う。

11月27日(水)手術、夜 会いに行く。元気そうに見えるが麻酔で気分悪そう。

28日(木)妻が面会、帰りたいと吠えたという。

29日(金)、30日(土)餌を食べれない。

12月1日(日)午前中、面会 午後に再手術を要求される。最初の手術失敗? 傷口がついていないので、このままでは危ないと言われる。

午後19時30分、病院から呼び出し、手術の結果を聞くが「神のみが知る」全力を尽くしましたと言われる。

面会で顔の下に手を入れなでる。わかっている様だが声がでない。

12月3日(火)愛犬ヤスオ君が亡くなる。夜19時30分引き取りに行く。歩いて10分の距離を抱いて帰る。生きていた時と同じ重さを感じる。

ヤスオ君がいつも居た場所に遺体を置く。語りかける。手術は辛かったろうに、今は安堵の顔になっている。生きていた安心して寝ている時と同じ顔をしている。生きている様だ。

15年いつも一緒、朝 しっぽ振って送り出してくれ、夜しっぽを振って迎えてくれる。

14歳までは超元気、15歳になってから病院通いが続いた。人間でいうと80歳。

15年間、一緒に喜び ~ 一緒に笑い ~ 一緒に涙した 一生でした。

12月4日(水)自宅の庭に1m50cmの穴を掘る。ニーム葉一杯入れて自宅で葬ることにする。

甘えん坊のヤスオ君には最高の褒美だろう。

君の15年を私は決して無駄にしない。

君の飼い主だったことを私は誇りに思う。

君は素晴らしい一生だった。有難う、有難う、感謝、感謝でした。

 

母と愛犬が共にニーム葬をした事をお伝えして、供養とします。