本年もありがとうございました。

 2010年は民主党政権に期待したが
 困難な問題が数多く起きました。


 ニーム業界全体でみましても、徐々にニーム
 社会に浸透してきた一年であったと思います。


 2月には川崎市国際環境技術展2010 にUNIDOと共に出展。
 国際連合工業開発機関のブースにて、ニームの枝、茶葉を配りました。
 6月と9月には勉強会を開き、満員の盛況でした。
 マラウィ大使館より本国からニームの葉、樹皮、種が届いたので
 ニーム協会へ送りますので研究して下さい
 との連絡を受け、送って頂きました。


 10月には農林水産省 安全局農産安全管理課 農薬対策室から、
 2005年からニームに対する試験を行って頂いたその結果が
 出たとの連絡が来ました。
 薬効試験、急性経口毒性試験、変異原性試験、
 90日間反復経口投与毒性試験の結果が送られてきました。
 天然物であり、採取場所や種類により状況が異なる為、
 一原料で行った今回の試験結果は一般へは公表できません。



 生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)名古屋にて
 インドより成功例として「ニームの事例発表」がありました。



 総会におきましては
・ツルネン マルテイ 氏 参議院議員 国会議員有機農業推進議員連盟事務局長
  平素ニームの普及の為にお力をお借りしています。
  ニームに対する理解も厚く、自宅の家庭菜園でもお使い頂いています。
・石見 尚 氏  農学博士 「ニームとは何か」監者 日本ニーム協会顧問
  日本の農業の生き字引。 力強いパートナーです。
・田辺 功 氏  医療ジャーナリスト  元 朝日新聞社
  医療に関する問題点やニームの将来性などを話して頂いています。
・ヴィバウ・カント・ウパデアーエ 氏  インドセンター 代表
  インド政府、インドニーム協会との窓口をお願いしています。
・萩原 孝一 氏  国際連合工業開発機関(UNIDO)工業開発官
  萩原氏の協力なくして、ニーム協会の国際戦略はないです。


 上記の先生方に加え、その時々の講師の皆様のご協力で総会は続いています。



 私のボランティア精神である
  互いに助け合い、 分かち合い、 協力し合い、 愛し合い、
 地球環境保全の切り札として、「ニーム」を提案する啓蒙活動に加え、
 発展途上国への社会貢献を続けて参ります。



 本年もNPO法人日本ニーム協会に関わり、
 ご協力を頂いた方々に心から感謝し、
 来年もより多くの人々にニームを知って頂くため、
 尚一層の努力をして参ります。



 改めて、皆様に感謝の一言をお伝えしつつ、
 本年を終わらせて頂きます。


 2010年、有難うございました。
      合掌

    稲 葉  眞 澄