第141回環境ゼミナールに出席して

2011年10月5日 (財)日本環境財団 主催
 「東日本大震災発生時より半年後の
    実態調査と復興計画に就いての考査報告」


 講師  宮  江介 氏
   東京大学農学部林学科森林風致計画学研究室
         庭師倶楽部 主任研究員


宮先生とは、当協会でも講演をして頂いた、友人です。
3月11日、宮氏は林野庁舎内にて東日本大震災を体験したそうです。


現地の知人からの連絡で、自警団、抗生物質、ガソリン、水、
 食糧の順で、応援の依頼が入ってきたそうです。


当時被災地では、意味不明の規制が数多く乱立されていたが、
法と規制のシステムが仇と成り、被害を拡大した事は否めません。
極端な話、そこは法律も貨幣も全く通用しない世界であり、
現場での体力と知力が生死をつかさどり、
更に先人の残した知恵と日本人の道徳心が最後の砦となっていました。


しかし、この非常事態に於いても救世主は存在します。
それは自衛官と米軍と地元の自衛団達であり、
中央政権は有事に於いては手も足も出ない存在でしかありませんでした。
つまり有事に於いては、理想論を語る偽善者や傍観者より最前線に立ち、
知力と体力を駆使する者にしか価値が無い事を知りました。


先地形や生態系と共存する先人の知恵に従うべきとし
天災2割、人災8割と結論付けたのです。
そして、自然と共存共栄することの大切を伝え続けてきました。

宮氏は、震災3日目から現地に何回も何回も入り、
実態を常に伝えてきてくれました。
そして被災地に対し、良き提言を何回も行っています。


ニーム協会も7月13日から、連日35度暑い中、蚊や虫が異常発生
したと聞き、ニームの消毒と物資を届けさせて頂きました。
その異常状態が今も続いています。
早く何とかしなければ・・・・・


三陸地方は1896年(明治29年)、三陸津波で2万7千人の死者。
伝染病、特に赤痢で2万2千人、チフスで9千人が亡くなったと聞きます。


天災は忘れた頃にやってくるというが・・・人の力は虚しい。
一刻も早く復旧してもらわなければなりません。


日本国民一人一人が自分のこととして捉え、外国の人々の
協力に感謝し、頑張るしかありません。


今日、台湾のミネラルウォーターを3万6千本、友人から提供
を受けました。
宮城県の友人に対応して頂くよう連絡を取らせてもらいました。


日本人、頑張ろう!!
   外国人、ありがとう!!
       同じ人間だもの!!!