平成24年、本年も皆様の温かい御指導・御協力をありがとうございました。
私共 日本ニーム協会は3月に憲政会館にてニームセミナー、6月と9月は勉強会、11月には報告会を行いました。
本年はTPPが批准すると思われましたが、来年に延びそうです。
又、海外プロジェクトとして、フィリピンミンドロ島にNPO法人日本ニーム協会の研究所を設立しました。
200万坪近い土地にニームプロジェクトを行います。
今、一生懸命ニーム苗を育成しています。
ここは、作家の大岡昇平の著「俘虜記」の最初の言葉「私は昭和二十年一月二十五日 ミンドロ島南方山中に
おいて米軍の俘虜となった」と書き出している、その土地です。
ミンドロは、比島群島中 最も悪性のマラリアが発生する島だそうである。コブラも出る。
まさに大岡昇平が俘虜となった場所が、縁あって開拓する場所である。
9月、この地に入ったとき、何故か初めて来た気がしなかった。
何故だろう何故だろうと思っていたが、帰国し再び俘虜記を買い求め読んだ後、何故だろうか自分で納得した。
30年前マルコス大統領がミンドロの島民にニームを植えるよう指導したとのこと。
改めて、ニームを植林しニームアイランド ミンドロ島にしたいと感じた。
縁あってフィリピン ミンドロ島の復興に手を貸す喜びに感謝したい。
最後に、会員の皆様、理事の皆様、大勢の仲間の皆様、本年もありがとうございました。
25年もがんばって参ります!!
稲葉 眞澄拝