南伊豆、竹すみ広場訪問 

6月9日、昨年に続き、「下田ガールスカウトと関係者50人前後の方が
参加し行うイベントに来られませんか」と山本剛さんに声を掛けられ、
行くことにしました。
 6月8日、家を出て、友人の茂木君・榎本君と昨年同様、3人で訪問しました。
夕方、18時頃、「弓ヶ浜のさざえ」で有名な青木商店が経営されている
「さざえ荘」に宿をとりました。
このところ、やけに、テレビがとりあげる「大型さざえ」、
その噂のさざえを食しました。
 
 翌日、7時頃、宿を出発し、途中、下賀茂熱帯植物園に寄りました。
昨年、10月、こちらに、ニーム苗を届けたので、成長を楽しみにしていました。
多くの熱帯植物と一緒に、ニーム君も元気に成長していました。
 下賀茂熱帯植物園(南伊豆町下賀茂255 TEL 0558-62-0057)
南伊豆を訪問された際には是非、立ち寄って見てください。

 8時、たけすみ広場に到着し、すぐにイベントの為の用意を手伝いました。
梅の実採りの手伝いもしました。
梅の木を登り、10m下は川が流れている崖の上に延びた枝の実を採ります。
命がけです。
そのうち、ガールスカウトの関係者も集まり、イベントスタートです。
まずは、自己紹介をし、2歳から70歳までの子供達や、お母さん達と一緒に、
竹の子を採りに行きます。淡竹と、真竹の竹の子を採り、これをすぐに食べます。
 
 子供達と山を散策し、山の中にある「ギャラリーまじっくらんど」に、
絵を見に行きました。くぼやまさとる氏のギャラリーです。
来る度に訪れる場所です。6月9日〜23日迄、森に秘めたる6人展が行われています。
 細い道の側を小川が流れ、竹と山林の中に突然現れるこの道の途中のビワの木には、
すずなりにビワが実っています。
 これを採って食べる。また、そばには、木苺、紫に実った桑の実もあり、
これらをとって食べる。
美味しい!山のごほうびか!!
 
 帰って各自、竹箸も食器も、燈籠も竹で作ります。
子供達が一生懸命、ナイフに挑戦し、慣れてくるとうまいものです。
お父さんへのお土産の竹のコップを作っています。
 夜は、竹パンを作りました。竹を割り、そこにパン粉を入れて焼きます。
夕方、焼きそばを作りました。竹炭と、木、竹を燃やし、50人前を一度に作ります。
前日、とった猪と鹿の肉、今とってきた竹の子、キャベツ、これらを食材にし、
これに麺を入れます。大きな鉄板で豪快に作ります。
香りが辺り一面に広がります。これを2歳から70歳の全員がほおばります。
 2歳の赤ちゃんも、小学生、中学生、お母さんも、絵を見に来たギャラリーの人たちも
一緒にどうぞ。中には、東大の先生夫婦や、地元の方々にも声をかけ、
一緒に食べます。
 私は勝手に「竹のすみひろば山賊焼きソバ」と名付けています。
B級グルメが流行っていますが、私は密かに、ここの焼きソバこそが
日本一の焼きソバだと思っています。
 年に何回かしか作りません。運の良い人しか食べられませんからご了承を!!


 以前、この地にニームの苗を植えましたが、猪と猿にやられてしまいました。
これに鹿が加わりました。
このままだと、これらの動物に荒されて、農業、林業の危機です。 
農家の方は、せっかく作った農作物がことごとくやられ、作る意欲をなくしています。
現実は、すごい状況です。


 ニームの面目にかけても、これらの動物に対応する商品づくりに挑戦しますが、
自然と動物の調和を願いながら、南伊豆 竹すみ広場を後にしました。