南部アフリカフォーラム2014に行く

2014年10月28日、13時より如水会館2F「スターホール」にて、
毎日新聞「南部アフリカフォーラム」に参加しました。
南部アフリカの現在と未来、日本との関係。
来賓ご挨拶ジョアン・ミゲル・ファイケニ アンゴラ共和国
駐日特命全権大使始め、モザンビークマダガスカル
タンザニアボツワナコンゴナミビアザンビア
マラウイレソト南アフリカジンバブエと12ヶ国
の大使が出席されました。
講演1「南部アフリカと世界の関係」
ベルミロ・ジョゼ・マラテ モザンビーク共和国駐日
特命全権大使、平和と安全について語られました。
モザンビークポルトガルの植民地でした。
日本人がブラジルでがんばって、大きな成功をしました。
同じポルトガル語を話すので、日本人がブラジルでやった
様に、モザンビークでも成功の可能性があると思います。
大いなる実験ですね。
講演2「日本は南部アフリカとどう向き合うか」
ジャーナリストの池上彰氏が、種々の比較を交えて
話されました。
テレビでおなじみの様に非常に分かりやすく、本人が
アフリカを訪ねられた時の様子と今、アフリカの可能性、
問題点、進歩は思ったよりも早く来るものです、都市部
の発展は想像を超えるとも。
特に興味を持ったのは、小林弘裕氏、外務省特命全館大使
(アフリカにおける地域経済共同体(RECs)
平和安全保障担当)。
日本はTICADの約束で5年で3兆2千億円提供する
ことが公表されました。
インフラに6500億円、人材開発1000人。
TICAD6は3年毎に一度、日本とアフリカで持ち
回り案が出ました。
アメリカは2兆4000億円、中国は2兆5000億円
アフリカに出します。
日本は、両国の資源外交とは違いを見せなければ
いけません。
後方には、各大使館が案内所を設けていました。
以前、多くの大使にお世話になりましたが、特に
タンザニアマラウイボツワナの大使には
大変お世話になりました。
当時のタンザニアのムタンゴ大使には国連大学
国際連合工業開発機関(UNIDO)とNPO法人
ニーム協会と共催でニームセミナーを開催した折、
大使には講演を頂きました。
マラウイの大使には、大使が本国に帰った折、ニーム
持って来て頂きました。
ボツワナの大使には大使館を訪ねた折、ニームの事を
詳しく説明して頂きました。
そして、素晴らしいおもてなしを受けました。
又、会場でJICAの方と名刺交換をさせて頂き、
書類を頂きました。
その中にJICA Worldという雑誌を頂きました。
その18ページに青年海外協力隊の山田直之さんの
記事に目が留まりました。
19ページに、雨季には診療所に毎日たくさんの人が訪れます。
そのほとんどがマラリア患者。この地域で最も深刻な
病気です。現地に多く生えているニームの葉にマラリア
媒介する蚊を寄せつけない効果があることを聞く。
これは予防に使えるのではないかー
彼らとニームの葉を使った石鹸とクリーム作りを開始。
以前、私もアフリカの多くの大使からニームは40の
薬効がある、マラリアにかかった時、72時間ニーム
風呂に入りニーム茶を飲み続けてマラリア対策を
していると教えられました。
デング熱も同じなんですね。
意外なところで、良き情報を得た事で喜んで帰ってきました。
アフリカには種々のヒントがあります。
関係者、諸氏、有難うございました。