ニームの葉の成分

 「ニームの主な8種類の活性成分」


   ニンビン          nimbin  
   ニンビディン      nimbidin
   ニンビオール      nimbiol
   ゲデュニン      gedunin
   ニンビネートナトリウム   sodium nimbinate
   ケルセチン      quercetin
   サランニン       salannin
   アザディラクチン       azadirachtin



 ニームのお茶について前回お伝えしましたが、
 では一体葉っぱにどんな成分が含まれているのでしょう。


  「ニームの葉に含まれる栄養成分」


   炭水化物       50%
   繊維          20%
   たんぱく質      15%
   灰分          8%
   脂質          5%
   カルシウム      2%
   必須アミノ酸     を含有。



  「葉に含まれる既知のアミノ酸とその割合」


    アラニン        1.2%
    アスパラギン      3.4%
    アスパラギン酸     2.7%
    シスチン        3.3%
    グルタミン酸      3.1%
    イソセイシン      1.0%
    フェニルアラニン    3.2%
    プロリン        2.1%
    スレオニン       2.4%
    トリプトファン     1.4%
    タウリン        7.0%
    バリン         2.9%




 ニームは地球上で最も古くから、最も広範で使用されてきたハーブの一種です。


 記録に残る人類の歴史のまさに黎明期から人々は素晴らしいニームの木を利用してきました。

 
 古代のハーバリストたちがヤナギの木の枝からアスピリン由来の鎮痛作用を発見する以前に、
 人々はニームの木の小枝や実や葉を多くの病気の治療に利用していました。

 
 その治療特性は最古のサンスクリット文書に略述されています。 


 今日でさえ、農村地域で生活するインド人はニームの木を「村の薬局」と呼びます。
 どんな病気でも治してくれるお医者さんのような木、として役立てているのです。。


 科学者の研究により、抗ウィルス作用、殺菌消毒作用、解熱作用、抗炎症作用、
 抗潰瘍作用、抗菌作用などの効能が証明された化含物を含んでいることもわかりました。



 お茶を作る時は、あまりに熱いお湯を使用したり、
 煮出したりすると化合物にダメージを与える場合も考えられるため、
 沸騰したお湯を少しおいてから葉を入れ抽出するのが良いと思います。


 インドへ植林に行った時、ブッダガヤの近くの農村で、
 菩提樹の木とニームの木が一本の木となった聖木を見ました。


 ニームの木の根元には、お香や供物が供えられ
 「神聖なる木」として大切にされていました。


 この木に関われることに、感謝です。